こんにちは!あかまるの日記へようこそ(^^)/
今回は野生からやってきたバンドウイルカがイルカショーをデビューするまでの道のりを書いていきたいと思います~!
長くなると思うので何回かに分けて書いていきたいと思います!(^^)!今回は第1弾ですね!
デビューまでどのくらいの年月を必要とするでしょうか。
飼育員しか知りえないこと教えちゃいます!(^^)!ではいきましょう~(‘◇’)ゞ
ステップ1 「個体識別」と「給餌」
大前提として、もちろんイルカさんも、いくら頭のいい動物だからと言っても初めからなんでもかんでもできるわけではないです。
むしろ本当に何にもできない状態から始まります(-_-;)
1番最初に飼育員がイルカに教えることは「給餌」
つまりは「人間の手から魚を食べること」これから教えなければなりません!(^^)!
給餌は生きるために必要なこと+ご褒美になります。
イルカに種目を教えるうえで欠かせないのがご褒美です!
まずは「この人からご飯がもらえる」ということを理解してもらいます。
ワンちゃんや猫、動物園の動物たちは、当たり前のように人間の手からおやつをもらっているので、
忘れがちになってしまいますが、
野生のイルカが死んでいる魚を空気中で食べることはあり得ないのです。
その上で、見知らぬ生き物から手渡しでもらうわけですから、まず怖がってしまうわけです。
そんなイルカにとって未知なことをどうやって教えていくのか解説していきます(^_-)-☆
まず、餌を与える場所を決めます。最初のうちは必ず同じ場所から与えるようにしないといけません。その理由は人間にも当てはまりますが、食事をするうえで最も大事なものは「安全」です!
例えば、ピクニック中に大きなクマが現れてもそのまま食事を楽しむ人はいないですよね?笑
普段当たり前のようにしている食事も、安全の上に成り立っているのです!
ですので、イルカには「この場所は安全である」と認識してもらう必要があるわけです(^_-)-☆
認識してもらうには時間が必要。つまりは「慣れ」です!
毎回同じ場所でご飯をあげることで、毎回「安全」を確認する必要がなくなります。
逆を言うと、場所が変わると、そのたびにその場所に慣れる必要があるわけですね”(-“”-)”
今回イルカに教える最も大事なことは「人間の手から魚を食べること」なので、
なるべくそれ以外のところにイルカの注意力を注がないようにしなければなりません!
これは全ての種目トレーニングに通じます。それが、より早く、効率的に教える手段の1つです。
場所を決めたら、泳いでいるイルカの延長線上に魚を投げます。
初めから食べる子もいますが、基本食べないです。。( ;∀;)
魚を5~6匹持っていき、無くなったら撤収。数時間後また同じ場所で同じことをします。
それを何回も繰り返すことによって食べ始めるんです(‘◇’)
食べるまで2,3日かかる子もいますが、基本半日以内には食べる子が8割です!
ちなみに余談ですが、魚を投げるコントロールが悪いと先輩からの圧を受けます。笑笑
魚を確実に食べることを確認した後は、投げて魚を落とす場所を少しずつ自分に近づけます!
食べる場所が3メートル付近まできたら、同じ場所に落とすようにします(‘◇’)
これは、イルカの動きを止める為、つまりは止まって食べるようにするためです!
イルカの動きが止まったら、腕をいっぱいまで伸ばし、水中に魚をつけ、
イルカが近づいたら魚を放します。その魚を食べるようになったらもう手から食べます。
ただ、あくまでも手渡しの最初は「水中」ですること!
そして、おそらく手渡しはイルカにとっては怖いので咥えて逃げる(泳ぎ食い)すると思います。
なので次の段階は「止まって手渡しで食べること」空気中で食べるのはその後です(^^♪
手渡しに慣れると「早くくれ~」になって空気中に顔を上げ口も開けてくるので口の中に入れてあげて完了です(‘◇’)
ここまで来るのに早くて2日。遅くて2週間くらいかかります”(-“”-)”
2日でできても、最低1週間は次のトレーニングを始めないようにします。
トレーニングはある程度の信頼関係を築いてからです!
まとめ
どうですか?思ったより大変でしょ?笑
ご褒美をあげるということだけでも、これだけの訓練が必要なのです( ;∀;)
飼育員が普段当たり前のようにしていることも裏ではこれだけのことをしているのです(‘◇’)ゞ
しかもこれでまだ初歩中の初歩ですからね。笑
頭のいい動物だからこそ警戒心も強く、慣れるまでが大変ですね。。”(-“”-)”
今回はここまでにします(^^)/ 次回ステップ2は「吻タッチ」です!お楽しみに( *´艸`)
これからもあかまるの日記をよろしくおねがいします(^^♪
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