動物園、水族館で使う餌はなぜ「冷凍」なのか

飼育員が答えます

こんにちは!あかまるの日記へようこそ(^^)/

今回は「冷凍の魚を使う理由知ってますか?」ということで、

動物園、水族館で使われている「餌」ですが、

そのほとんどが「冷凍である」ということを皆様はご存じですか?

そんな当たり前のように使っている冷凍の餌ですが、

冷凍の餌を使うのにはしっかりといた理由があるので、ご紹介したいと思います(^^♪

それではご覧ください(‘◇’)ゞ

理由① 長期保存が可能

まず冷凍と言えばこれが思い浮かぶ方も多いかと思います!

冷凍することで、長期の期間保存する事が可能になります!

動物園や水族館では、一般家庭とは違って一度に大量の仕入れを行うので、

どうしても賞味期限内に使い切るには難しいです。

しかも、生魚の場合はすぐ腐ってしまうので、毎日仕入れないといけません。

その分手間も人手もかかるので、仕事効率は非常に悪いですよね。。

理由② 安い

動物を飼育するうえで最も大きい出費は餌代であることがほとんどです

一度に大量の食糧を購入する事で値段を抑えることが出来ます。

新鮮な魚はどうしても値段が高く、それを大量に購入するとなると、

莫大な費用が必要になります。。

冷凍することで、味が落ちるので、一般家庭での需要が減るので安くなります!

どれだけ安く餌を仕入れるかが経営にも関わってきます!

理由③ 運びやすい

①、②の理由を踏まえて、一度に大量の餌を購入するわけですが、

搬入するのにも冷凍は非常に効率がいいです。

大体10キロ~15キロくらいに分けられ、箱や袋につめます。

生魚だと箱や袋につめるとぐちゃぐちゃになってしまうので、

どうしても小分けにするしかないのです。

冷凍は10キロほどの箱を上に積むこともできるので、

一度に大量の餌を搬入する事が可能になります!

これはかなり大きいです!

理由④ 感染症になりにくい

①、②、③の理由は思いつきやすいですが、感染症になりにくくなるのも冷凍のメリットの1つです!

例えば、魚だと、もちろんほとんどの魚が健康でおいしい魚ですが、

中には、感染症にかかっている魚や、寄生虫などがついている場合も少なくはありません。

これらは冷凍することで、悪い菌や、寄生虫は死滅します。

冷凍することで味は落ちますが、健康という面に関してはかなり優秀です。

まとめ

冷凍の餌は動物園、水族館においては非常に大切です。

もちろん、生きたものを与える方が、より自然に近い形で与えることが出来るので、

できればそうしてあげれるのが理想ですが、

経営以外にも、動物の健康のために冷凍は必要です!

冷凍することで悪い菌だけでなく、いい菌も死滅させてしまいますが、

それらを補うためのビタミン剤を毎日欠かさずあげてます!

特に「魚」ですね!できるだけ自然に近い形で栄養を与えれるように工夫しています(^^♪

いかがでしたか?冷凍のメリットって結構大きいですよね(^^♪

今回は以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました<(_ _)>

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