①飼育環境が悪くてかわいそうについて

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こんにちは!あかまるの日記へようこそ(^^)/

今回は「水族館、動物園の生き物は本当にかわいそうなのか」

かわいそうと思える理由の1つである、

「飼育の環境が悪くてかわいそう」について解説していきたいとおもいます!

なぜかわいそうなのか

確かに環境が悪いと、かわいそうとおもいますよね。。

見た目が汚い、不衛生、せまい、臭いなどの負の感情に加えて、

1匹だけでさみしい、暇そう、家族、恋人と会えないなどの理由もあります。

もちろん明らかに悪いところもあるかもしれませんが、基本的に動物の命を最優先としています。

「汚くて不衛生」で何が悪いのかというと、菌や寄生虫などが繁殖して、

動物の体に異常をきたす危険性が高くなります。

また、人体にも影響が出る場合もあります。

もちろん「臭い」の原因にもなります。

「せまい」というのはそれぞれの価値観ではありますが、

動物が本来持つ習性や、行動が行えない環境であると、

ストレスや、体に異常が発生する危険性が高くなります。

また、成長の妨げになり、寿命も短くなります。

「1人でかわいそう」というのはその名の通り、孤独です。

生き物を飼育するときは基本的には単体ではなく、複数で飼育する方が寿命が長くなります。

遊び相手や話し相手、助け合うことでストレスを軽減することが出来ます。

人間でも孤独死という死因があるように、孤独とは動物にとっては耐え難いものです。

「臭い」もその名の通りです。

あまりにひどい臭いは、食、睡眠、行動などを制限し、健康に支障が出ます。

人間もそんなところに近寄りたくないですよね。

かわいそうではないと言える理由

まず「不衛生、汚い」

動物の健康のために飼育員は様々なところに気を配っています。

身に付けるものは清潔であるものを着用し、餌を触る前に必ずアルコールで消毒します。

手だけではなく、机や水槽、用具、靴など、餌に触れるもの全てです。

魚の場合は1匹ずつ傷や鮮度などを選別し、悪いものは処分します。

掃除も朝1番の仕事で、健康に害が出ないよう、目を凝らします。

水質や、室温なども毎日細かくチェックをしています。

お客様の見えない所で、衛生面には最大の注意を払っています!

「臭い」は掃除をすれば臭いはしないです。

次に「せまい」について。

せまいと言っても、それは個人の価値観ですし、海より広いプールは存在しません。

どれくらいの広さならかわいそうじゃないのかの定義もありません。

ただ、動物の生活に支障がでる環境は法律でNGです。

すなわち、今ある施設は人間にとっては狭いかもしれませんが、

その動物にとっては生活に何の影響もない広さであるということです。

最後に「1人でかわいそう」

動物は多頭飼育の方が健康に過ごしやすいということは飼育員全員が周知しています。

ではなぜそうしないのか。

  • 傷つけあったりして、健康に害がでるから
  • 群れによるストレスからの解放
  • 感染症などからの隔離
  • 治療、療養、リハビリ中
  • 生き物本来の習性や、繁殖防止など

など、多頭飼育しない理由は、動物がより健康で過ごせるための苦渋の決断であるということです。

まとめ

このように、かわいそうにみえるかもしれないが、実はこうなんだよ。

ということがあります。

理由を聞くと分かってくれる人は増えるのではないでしょうか。

ただ、どれだけ掃除しても汚く見えるところもありますし、

時間帯によっては掃除が行き届いてない場合もあります

常にきれいにすることを心ががけてはいますが、限界はあります。

あくまでも、健康のためにできることは全てしています。ということです!

我々飼育員が出来る飼育環境のかわいそうを防ぐには、

理由を発信することをあきらめないことと、常に見た目をよくするのに気を付けることです!

たくさんの人に理解してもらえるようにこれからも発信し続けます!

共感して頂ける方は是非応援と発信をよろしくお願いします!

最後まで読んでいただきありがとうございました<(_ _)>

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